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アツいおやじと微生物資材

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資材屋さんって沢山ありますよね。

 

それこそ、営業ノルマを達成するために、ガンガン営業したり。

時間つぶしでダラダラ居るだけだったり。

勉強会好きだったり。

世界に打って出たり。

どえらい細かい事を話してくれたり。

 

私の場合、ややこしい専門はハイポネックスさんやネッカリッチさん等にお任せしまして、

その人と言うか、社長さんと言うか、どう堆肥に向き合っているか、

実際に土づくりをしているか、資材つくりをしているか、をよく見ているつもりです。

たいがい、アツいオヤジですね(嬉)

 

今度の新商品は、基腐に特化した資材です。

実際に鹿児島県志布志市松山町での3ha試験区域で、一苗も基腐が発症していません。

それは、バチルス菌主体として300種類くらいの菌体を上手く使った資料だからです。

 

 

どうしてこの商品をリリースしようとしているかと言うと、

基腐の感染経路の解明中、様々な仮説をたて、検証している途中で

色々な事に気がつき、それを実践し、入れ込んでいます。

 

サツマイモの基腐病↓

例えば、菌の三段活用という手順があります。

 

バチルス菌(枯草菌)→乳酸菌→放線菌

です。

 

バチルス菌の役割は“殺菌”、“団粒構造等を整える”

 

作物残渣、元肥、バチルス菌資材を畑に投入し、耕す

可能ならバチルス菌のエサとしてアミノ酸液肥を加えフィルムなどで被覆し、水分が逃げないようにします

水分が逃げないように覆うと、バチルス菌の生育が旺盛になったとき、その発酵熱で内部がサウナ状態になります。バチルス菌は高温に強いため、耐熱性のない病原菌だけが殺菌されていきます。

勿論露地栽培では出来る方法ではないので、高分子有機物とバチルスを一緒に入れてあげるとよいです。

 

バチルス菌の働きにより団粒構造が形成され、土がふかふかになります。

ここで次の乳酸菌の登場です。

 

乳酸菌の役割は

活動させ土壌pHを下げる

 

バチルス菌投入から14〜20日後、露地だと30日後位に乳酸菌をまきます。

乳酸菌資材を砂糖などとともに水に溶き、土の上に散布します。

乳酸菌の生育に最適温度は20〜35℃なのですが、冬だと厳しいので10月頃までに実施したいです。

 

乳酸菌はその名の通り「乳酸」を生成します。

 

放線菌

最後に登場するのは、土壌中に広く存在する放線菌です。放線菌の役割は

 

乳酸菌投入から2〜4日後、放線菌資材を土壌に散布しましょう。

 

土壌病害の原因として悪名高い糸状菌(カビ)やセンチュウに効果的なのが放線菌です。

キチナーゼという酵素が糸状菌の細胞壁やセンチュウの卵を構成するキチンやタンパク質を分解します。

 

また放線菌が、乳酸によって下がっていた土壌中pHを上げることで、酸性に弱い微生物もアルカリ性に弱い微生物も抑えることができます。

 

じゃあ、イザナミはどこで使うのか。という点ですが、

やっつけたい病気を持つ畑で有れば、

バチルス菌の後!

 

イザナミは土壌の叢を整えていき、取り込んでいきますので、

生育を促進したりすることは得意です。

 

でも、この理屈を全部使って生まれたのが、新商材

SDA-TYPEM

です。

 

出来次第リリースします!

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